足継手付きAFO
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利点 調節式足継手では病態の変化に応じての底屈や背屈の制限角度の調節制動力の調節、遊動部分の設定ができる 足継手付きAFO コンベンショナルAFO
調節式二方向制限足継手付き
上から靴が履ける
問題点 重量が重い、価格が高い
プラスチック一体型AFO
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利点 軽い、外見がよい、価格が安い 足継手付きAFO シューホーン型AFO
かかと部の後方に穴を開けると上から靴が履きやすい。
問題点 撓みと初期背屈度の検討が処方時に必要
完成後の機能の変更がしにくい
病態によるAFOの選択
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下垂足 【歩容は遊脚期の前足部の引きずり、前足部より接地する】
背屈を補助するAFO
実際は底屈をばねやプラスチックの撓みで制動する装具
下垂足 Flexible shoe-horn AFO
初期背屈度を考慮して、SVAが8°〜10°になる様に膝折れの心配があれば角度は少なくする
内がえし 【歩容は遊脚期に足部が内がえし肢位になり、立脚期には足底は平らに接地する】
足関節部で側方に安定性のよいAFO。
例へばSaga plastic AFO。両側支柱付きAFO
内がえし Saga Plastic AFO
側方安定性がよい。足継手部のプラスチックの撓みはsemi-rigidにする。初期背屈度は通常8°〜10°
尖足 【歩容は立脚期に後足部が接地しないか、反張膝となる】
AFOのかかと部を補高し、SVAが5〜10°になる様にする。補高は装具の内側面または外側面で行う
尖足 尖足にかかと補高のAFO
かかと補高は装具の外側面で行っている。背屈が-15°の著明な尖足例
内反足 【歩容は立脚期に足底の外側部で接地し、内側部は浮いている】
両側支柱付きAFOで内反足矯正Tストラップをつける
内反足 内反足にT-strap付きAFO
両側金属支柱付きAFOに内反足矯正T-strap付き
膝折れ傾向 【歩容は立脚期に膝が屈曲し歩行できない 】
背屈を制動または制限する装具
プラスチック一体型AFOでは初期背屈度を0°〜5° 程度に少なくし、撓みは硬めにする。SVAは5°程度にする
膝折れ傾向 膝折れに足継手付きAFO
調節式二方向制限足継手付き。背屈制限角度を調節して膝折れを防ぐ
立脚期の反張膝 【歩容は立脚期に膝が反張する。足関節は底屈位になることが多い 】
底屈に撓みにくいAFOで、SVA角度を8°〜15°と大きくする (膝折れしない範囲で)
立脚期の反張膝 反張膝に対する大牟田式AFO
このAFOは立脚中期に底屈しにくく、反張膝になり難い。立脚初期はヒール部プレートが撓み底屈制動となる