【重要】新型コロナウイルス感染に関する報告と感染予防のお願い

2022.02.21 Mon

  • 医療関係者の方へ
  • 患者さんへ

【重要】新型コロナウイルス感染に関する報告と感染予防のお願い

新型コロナウイルス感染に関する報告と感染予防のお願い

 

新型コロナウイルス感染が病院内で2月8日に確認され、その後、クラスターとして報

道され、本院ホームページでも経過を報告してまいりました。その後も、感染が続き、

2月20日までに、患者様45人、職員16人(看護師、作業療法士、放射線技師、医師

で患者様に接している職員)の感染が確認されています。

 

病棟では、感染の方(レッドゾーン)、感染の可能性のある方(イエローゾーン)、感染

のない方(グリーンゾーン)に隔離をしながら診療を継続していますが、感染の消失に

は至りません。また、職員の感染には、十分注意して診療をしています。

 

感染をされた患者様には、可能な限り、ウイルスを抑制する内服薬や注射薬を使用して

います。2月21日には抗体製剤も得られましたので、症状に応じて治療をいたします。

以前の株よりウイルス毒性は弱いのですが、合併症のある患者様には健常者より負担が

多くなります。

 

今回の第6波の特徴は、非常に速いスピードで伝染すること、ウイルスが体にはいり発

症する前に他人に伝染すること、さらにはウイルスが体にはいっても全く症状が出ない

人がおり、その人から伝染すること、が確認されています。

 

この伝染の速さに対抗するためには、PCR検査(ウイルスを遺伝子レベルで少数でも

確認する検査)が必要です。病院では可能な限りのPCR検査をしていますが、前日に

PCR検査で異常がなくても翌日には発熱がありPCR検査でウイルスが確認され発症と

診断されることがあります。伝染予防のために、職員と患者様と共同で、予防のための

マスク着用、フェイスマスクの着用(職員)、会話を避ける、3密を避ける、厳重な手

指消毒、を継続しながら努力を重ねています。

 

病院では、新型コロナウイルス感染対策の職員会議をしながら最善と考えられる対応を

続けています。また、感染対策に加えて、発熱外来でも新型コロナウイルス感染の診療、

一般患者の入院ならびに外来診療、救急患者の診療を並行して実施しています。

 

このように、患者様も職員も、新型コロナウイルス感染と戦っていることをご報告いた

します。新型コロナウイルス感染に罹患されていない患者さまの早期退院のご希望があ

ればPCR検査で異常がないことを確認して退院に対応いたします。外来診療も継続い

たしますが、従来通り電話診療にも応じますのでご連絡ください。

 

家族内でも感染を防ぐために、「うつらない、うつさない」ために

1.マスクの着用

2.マスクの着用は家庭内でも

3.必要以外の会話を避ける、大声をださない

4.会話時は可能であれば2m程度離れる

5.手指の消毒、手洗いの励行

 

                            令和4年2月21日

                   大牟田天領病院 病院長 興梠 博次

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