新型コロナウイルス感染クラスター終息宣言

 

　新型コロナウイルス感染が病院内で2月8日に確認され、2月9日職員にも感染

が拡大し、クラスターとして報告致しました。感染された患者様には、厚生労働省

から推奨されている新規治療薬を使用し、できる限りの治療と看護をいたしました

が、患者様とご家族には大変ご迷惑、ご心配、ご苦労をおかけし深くお詫び申し上

げます。重い合併症をお持ちの患者様の中には不幸にも亡くなられた方がいらっし

ゃいます。心よりお悔やみ申し上げます。すべての入院患者様、外来患者様、そし

て地域の皆様に対し診療がとどこおりご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げ

ます。

 

　3月下旬には新型コロナウイルス感染者も確認できなくなり日常診療が可能にな

りました。4月1日をもってクラスターの終息とし、従来通りの診療を再開いたし

ます。救急患者の受け入れを始め、外来診療、患者様のご紹介、検査のご依頼など、

「患者中心の総合的チーム医療」を基本方針として診療いたします。発熱外来も継

続いたしますので、これまで通り遠慮なく受診をしてください。

 

　新型コロナウイルス感染第6波はオミクロン株でしたが、この株は強い感染力の

ために非常に速いスピードで拡大する特徴があります。それ以前の株より毒性は弱

PCR検査で異常がなくても翌日には発熱がありPCR検査でウイルスが確認され発症と

いことが救いですが、合併症がある方や超高齢の方では重症化することがあります。

よって、今後も感染予防対策を継続しなければなりません。

 

　3月22日をもってまん延防止等重点措置が解かれましたが、その後すぐに感染拡

大が始まっていますので、病院内では感染予防のために職員の厳重な健康管理、マ

スク着用、手指消毒、黙食、換気、3密を避ける等の対策を継続し、設備の消毒に

心がけています。また、同時に家庭内でも同様な感染予防対策を継続するように指

示をしています。

 

　入院される患者様には不顕性感染による無症状の方もいらっしゃいますので、ウ

イルスのチェックのためにPCR検査を入院時と48時間後にさせていただきます。

また、入院後も職員同様にマスクの着用、手指消毒、黙食、3密を避ける等のご協

力をお願い致します。面会禁止に関しましては、福岡県、熊本県での感染者数がい

まだに多いことから継続させていただくことをご了承お願い致します。

 

　皆様には、家族内でも感染を防ぐために、「うつらない、うつさない」ために、

以下の項目を守っていただくようお願い申し上げます。

 

１．マスクの着用

２．マスクの着用は家庭内でも

３．3密を避ける：会話は少なく、大声を避ける

４．手指の消毒、手洗いの励行（石鹸、洗剤による手洗いで良い）

５．換気をする

６．洗面所、トイレの消毒（アルコール、洗剤を使用する）

７．ワクチンの接種

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和４年4月1日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大牟田天領病院　病院長　興梠　博次